産地紹介

地域背景:

徳島県産ブランド「阿波ちりめん」産地・徳島県下一の漁獲高

徳島県小松島市は東四国の沿岸部に位置しかつては港湾都市と呼ばれ一次産業が盛んな地域で、市内のなかでも和田島町は水産業を主力とする産業の拠点漁村である。市内全体人口の38,000人のうち、和田島地区全体は約10%の4,000人が居住しており市内最大人口の地区である。和田島町の水産業のなかでも「しらす漁業(いわしの稚魚)」は紀伊水道を漁場とした県内屈指のしらす産地であり、徳島県内一の漁獲高と漁業経営数25軒を有し、当該地区の漁業組合員数は県内最大規模の320人所属している。また、しらすの水揚げ量は農林水産統計(農林水産省)より全国9位を維持し徳島県産ブランドとして指定されている。

 

 
地域背景:

和田島の水産業の特徴

当該地区のしらす漁業経営は、全ての25軒が一次産業と2次加工場を同一経営で営んでおり全国でも漁獲から加工までを一環しているのは唯一当該地区のみである。中小規模経営が主であり漁獲は男性作業で行い、昔からの手法で加工場は女性が担っている。1軒あたり10人程度の従事者で運営しており、家族や地域の人々が雇用されており、地域全体で約250人がしらす漁業と関係した仕事で生計を立てている。このような特徴から漁業者と加工場経営を一体とした形態が今日までの産業基盤である。地区の水産業は、雇用を創出するだけではなくしらす漁業と連鎖し、飲食業界、小売店、燃料屋、機械屋、電気事業者、造船事業者等へ多大な経済効果があり地域内循環が成立している。


地域背景:

バッチ網漁法発祥の地

しらす漁業の漁法は、瀬戸内海機船船引き網(通称:バッチ網)漁法と言われており、
網船2艘と運搬船の計3艘1組で操業される。大正2年頃徳島県の大和氏に
より考案され和田島町を中心として他地域に広く普及した経緯があり、当該地区はバッチ網漁法の発
祥の地として全国のしらす漁業の漁法開発と普及発展に大きく寄与してきた。このような歴史より今
日までの全国におけるしらす漁法への貢献は多大なものであると示しても過言ではない。

 

(参考:「三重県水産研究の100年」、「鹿児島県水産技術のあゆみ」にて掲載)


 徳島の東部に位置する小松島は、肥沃な平野と静かな海、そして、豊潤な水や澄んだ空気に恵まれた自然豊かな土地柄です。

 紀伊水道に面した海域は食材の宝庫であり漁業が盛んで、南部では農業、臨海部では工業と、それぞれの地形と特質を生かした産業が活発に営まれています。また、阿波藩から伝わる阿波花火発祥の地でもあり、毎年夏に開催される「小松島港まつり」は市の一大イベントとして市内外の人々に親しまれています。魅力たっぷりの小松島へ、ぜひ一度お越しください。

引用)2022-01-10,とくしま移住交流促進センター ,https://tokushima-iju.jp/komatsushima/ (参照 2022-01-10


小松島市和田島は,紀伊水道を漁場とした県内屈指の「しらす」の産地。漁法はバッチ網漁法といわれ戦前に徳島県の漁師が考案しており、本県から他地域に広く普及した歴史がある。地元の海産物を使った料理や「しらす」を活用した各種イベント等により白い宝石「和田島しらす」を体感できる。

(上記の写真は、しらす漁を行う漁船が一斉に港を出港し、漁場を目指す大迫力の姿である。)